ラジオを聴く方法(2018年版)

ここ数年、ラジオを聴きながら歩くのが趣味になっています。

元々歩くのは好きなのですが、じっと同じことを考えながら歩くのではなく、目に映るものをスイッチにして、思考の対象をカチカチ変えながら歩いていくのが心地いいんです。

さらにラジオをなんとなく聴きながらだと、そのラジオの言葉もまたスイッチになり、さらに考えが飛躍したり、何かを思いついたりします。頭のリフレッシュ、気分転換にちょうど良いのでおすすめです。

スマホのアプリをはじめ、現在はラジオを聴くための方法がたくさんあります。現時点でのラジオをめぐる環境は「過渡期だなー」と感じさせるようなもので、今後もどんどん変わっていくようなワクワク感があります。

というわけで現時点(2018年4月)における「ラジオを聴く方法」をまとめてみました。

ラジオ受信機で聴く

ラジオは電波を使った無線放送。電波を送信する方式によって「AM放送」「FM放送」の2種類があります。

ラジオを聞く専用端末がラジオ受信機です。家電量販店などで販売されており、多くの機種はAM・FMとも受信できます。

地上波のテレビと同じくCMが流れ、無料で聴くことが可能。なおAMがモノラルなのに対して、FMはステレオで高音質です。

……という基本的な話を知らない人もこのページを見るかも知れないと思い、まずは説明してみました。

そんなことくらい知っているという人の中にも、最近は主要なAMラジオ局が、番組をFMでも同時に放送しているのを知らない人がいるのではないでしょうか。

例えばTBSラジオなら954kHz(AM)と 90.5MHz(FM)で、文化放送なら1134kHzと91.6MHzで、同時に同じ内容を放送しています。FMが受信できる環境であれば、AMよりも高音質&ステレオで番組が楽しめます。

「ワイドFM」対応の受信機が必要。最近のラジオ受信機ならたいてい対応しています。
「ワイドFM」対応の受信機が必要。最近のラジオ受信機ならたいてい対応しています。

スマホで聴く(アプリ)

リアルタイムで聴く

radiko

AM・FM放送が聴けるアプリ。無料で聴けるのは今いる地域の放送だけですが、「ラジコプレミアム(有料)」に会員登録すれば全国のラジオ局の放送が聴けます。旅行などで地方に行った際、乗ったタクシーのカーラジオから地元ならではのローカルなラジオ番組が流れていたりすると、ちょっとした旅情を味わうことができますが、radikoで地方局の番組を聴くと少しそんな旅気分を感じられ楽しいです。
radiko

WIZ RADIO

全国のFM放送が聴けるアプリです。現在はAndroid版のみ。

LISMO WAVE

こちらも全国のFMラジオ放送を聴くことができます。auが提供。今のところ対象はiOSユーザーのみ。

らじるらじる

NHKのAM放送・FM放送をこちらのアプリで聴くことができます。
nhk

過去の放送を聴く

radiko

radikoでは、過去1週間以内に放送された番組(一部を除く)を後から聴くことができます。ただし聴けるのは、再生してから24時間以内。つまり朝に聞き始めたラジオ番組は、次の日の朝までには聴き終わらないといけない、という仕様になっています。これがちょっと厳しい…

らじるらじる

らじるらじるでも過去のNHKの番組を一定期間聴くことができますが、一部の番組のみに限られます。音楽もカットされる場合あり。

ポッドキャストで配信されている場合も

内容を一部再編集する形で、ポッドキャストとして配信されている番組もあります。放送されなかったシーンをポッドキャスト限定で配信しているケースもあり、ファンにとっては嬉しいところです。

iPhone・iPadであれば、Apple純正アプリ「Podcast」からラジオ番組のポッドキャストを探して聴くことができます。また非純正のポッドキャストアプリも多数ありますので、AppStoreから自由に選ぶことができます。
Android向けのものも、もちろんたくさんあります。好みのものを選ぶと良いでしょう。

また、以前このブログでも紹介した「TBSラジオクラウド」の発展形で、全国のラジオ局が音声コンテンツを提供しているアプリが「ラジオクラウド」
radiocloud
ポッドキャストとして提供されているものだけではなく、各局独自の音声コンテンツも聴けます。

PCで聴く

前述のradiko(民放)・らじるらじる(NHK)はWebからも聴くことができます。
基本的な機能・制限は、スマホアプリ版と同様です。
その他ポッドキャスト等の音声コンテンツは、各ラジオ局公式サイト等からリンクされていますのでPCからも聴くことができます。

非公式な方法、ソーシャルとの接点

以上はラジオ局が提供する公式なサービスですが、非公式な方法も現実的に存在します。

動画共有サイト

実際多くのラジオ番組が、YouTube等にアップロードされているのが現状です。もちろんこれは放送局の権利を侵害するもの。

しかし例えば、とあるラジオ番組が面白かったという話題をTwitterで目にして、興味を持って聴こうとしたが、もうradikoのタイムシフト機能では視聴期限切れだった…というようなケースもあります。そんな場合、動画共有サイトで検索する以外の方法が無いというのが現況です。

radikoではタイムシフト再生中、面白いと思った時点のリンクをシェアする機能があります。SNSでの広がりが期待できる良い機能だと思うのですが、この視聴制限という仕様が広がりのネックになっているように思えます。(様々な権利関係を考えると、視聴制限を無くすことは難しいとは思いますが)

ラジオを読む

番組のトーク内容を文字に起こしてサイトに掲載しているラジオリスナーが結構います。
これについても著作権の面から問題視する人がいたり、トークのニュアンスが失われることに憤るラジオファンがいたり、そもそも後に残らないことを前提に企画・演出しているのでちょっと困るという制作サイドの人がいたりと、様々な意見があるようです。

ただ聴き逃した番組の内容を後から確かめることもできますし、出演者のファンがその書き起こしページの内容をSNSで引用して盛り上がる、という風に使われることもあります。音声から文字に転換されることで、ラジオというコンテンツの可能性が広がるという面も確実にあると思われます。

ラジオ局側も「書き起こし」を完全に敵視しているわけではなく、公式コンテンツとして活用している事例もあります。

(例)
みやーんさんによる映画評書き起こし(TBSラジオ・ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル)
番組内容の書き起こしをはじめとする、TOKYO FMのニュースコンテンツサイト「TOKYO FM+」

普段ラジオと接点が無い人の中には、ラジオを古くさいメディアだと思い込んでいる人もいるかもしれません。
でも実際はここに見てきたように、新しい動きや試みがたくさん見られます。ラジオの未来はまだまだ未完成、と言えるのではないでしょうか。