【社員対談】「一定期間で消える」から定期的に見に行く、「百万年書房」「TVer」

スプーの社員対談、今回は「RSS世代」の二人が登場。前回の若手の対談に何やらジェネレーションギャップを感じているようで……。

オールド派はまだまだメディア単位でコンテンツ閲覧

swd
前回の対談記事で、メディアを定期的に追わなくなったという話が出ていましたが、オールド派としてはまだメディアごとにひとつずつ見てるんですよね。
chさんはどうですか?
ch
私もそうですね。「え、見ないの!?」って、ちょっとショックを受けたくらいですもん。
swd
サイトが更新されたらチェックするという作業がルーティーンに組み込まれていますもんね。
僕も御多分に漏れず、Googleリーダーの提供終了で路頭に迷っていたのですが、結局はてなアンテナに舞い戻って昔ながらの「サイト巡回」を続けているという。更新された情報をタブでどんどん開いて見ていく時の充足感たるや……。
ch
これがWebだ!って感じますよね(笑)私もベタにFeedlyに移行しています。
前回触れられた動画についても、私はWeb動画ではなく、地上波を改めてよく見るようになりました。
TVerの見逃し配信が便利なんですよ。
swd
僕もテレビではないですが、ラジオのタイムシフトをよく使います。
ch
プラットフォームはどんどん変化して現代的になっていますけど、求めている先にあるのは地上波だったりラジオだったり、昔から変わらないですよね。
テレビ、ラジオと来たら活字でしょうか?
swdさんは雑誌で定期購読しているものってありますか?

メディア側の「来させる」工夫

swd
スペクテイターは限りなく個人誌に近いつくりで、編集者が興味を持ったものを1号まるごと掘り下げるという形式が面白いのでチェックしています。
ch
発売のたびにわくわくしますね!
活字といえば、先日「文学フリマ」に初めて行ったんですけど、大盛況でびっくりしました!雑誌の休刊が相次いで斜陽産業といわれているので意外でした。

swd
文学フリマはTHE TOKYO ART BOOK FAIRとかコミケとかと緩やかに繋がりながら盛り上がっているように感じます。
やっぱり作り手の顔が見える個人制作のものが面白がられているし、それは紙媒体に限らない。
ウェブだと「クイックジャパン」元編集長:北尾修一さんが一人で始めたサイト「百万年書房」に個人制作ならではの魅力を感じます。このサイトは、コンテンツが一定期間立つと消えてしまうことも特徴なんです。

百万年書房
引用:百万年書房

ch
前の号が流れて行ってしまう月刊誌や週刊誌みたいな感じですね。
swd
そうなんですよ。ネットのアーカイヴ性を否定しているのがおもしろいし、定期的に読み手をサイトに来させる工夫でもあるんだろうなあと。
サイトが更新されたらチェックする自分のオールド派なネット流儀とも合致しているので毎朝見てますね。
ch
TVerも一週間で番組が消えてしまうので、定期的にチェックさせる仕組みになってるんですよ。
Webってアーカイヴされるって言いますけど二度と見られないサイトとかありますよね。残ると思い込んで痛い目に遭ってばかりですよ。
そういうこともあって、本当にいいと思ったものは形で残しておきたい派なんですよね。
時代に逆行しているようですけど、大げさに言うと生きた証的な(笑)
swd
Web制作を生業としている我々は、作ったものが消滅する憂き目に何度も遭ってますからね……。長い目で見ると紙よりネットの方が残らない。これってあまり語られないけど重要なことのような気がします。