昼のセント酒

現在ドラマ化されている「孤独のグルメ」、“このマンガがすごい!2012”オンナ編1位の「花のズボラ飯」の原作者、久住昌之による最新エッセイ本。

タイトルどおり「昼銭湯×昼酒=セント酒」がこの本のテーマ。浜田山、吉祥寺、北千住、浅草・・・都内の銭湯をまわり、その帰りに近くの居酒屋で一杯ひっかけて帰る。全10話がほぼこのパターンなのだが、とにかく銭湯の情報が充実している。食べ物系口コミサイトの充実さに比べると、銭湯の情報は乏しく良き銭湯情報を欲していた。銭湯の外観イラストは忠実かつ味があり、お風呂セットの値段から、その銭湯にまつわるうんちく・脱衣所・浴場の様子、客層まで事細かく書かれている。もちろん、銭湯内で起きたちょっとしたハプニングやら首狩り族の妄想話やら、・・・そんな少し笑えるエピソードも満載。

銭湯⇒居酒屋と過ごす休日がたまにあるのだが、「昼のセント酒」を読んでからなんとなしにやっていたこの流れがすごく贅沢に思えきた。個人的には武蔵小山の清水湯がお気に入り。銭湯価格で源泉かけ流し!追加料金はかかるが岩盤浴もあり。雰囲気◎、味◎、価格◎な店も多数・・・ぜひ久住さん目線でこの街を語っていただきたい。(菊入加奈子)

昼のセント酒
久住昌之 和泉晴紀
4862551157