柴田淳の〈冨田恵一 meets 古内東子〉な逸品

 突如列島を襲った小沢健二復活のニュース。その興奮がいまだ冷めやらぬなかで迎えた今回なので、オザケン絡みの曲でも紹介しようかなあと思ったものの……この人って他人への提供楽曲とかが全然ない。渡辺満里奈のシングル”バースデイボーイ”が、おそらく唯一の邦楽プロデュース作だと思うんですけど、これは改めて取り上げるまでもなく有名だしなあ……。

 と、いきなり行き詰ったので、ここまでの文脈とは一切関係なく柴田淳の新作を紹介します!

 30代~40代男性からの絶大な支持を獲得し、屈指のおやじキラーとしてJ-POPシーンに君臨するシンガー・ソングライター、しばじゅん。人気の秘訣は、やはりその清楚で麗しいルックスにあるんでしょうか。代表曲のほとんどは、しっとりとしたバラード・タッチのラヴ・ソングですが、個人的にこういったタイプの楽曲には食指が動きません!(すみません!)

 しかし、しばじゅん嬢のようなアーティストでも、シングルのカップリングやアルバム曲なんかでは程よくグルーヴを宿した(=俺好みの)サウンドを聴かせてくれることがままある訳でして。その手の良曲を発見するのがJ-POP掘りにおける最大の醍醐味なのであります。

 
というわけで、彼女が昨年11月に発表した最新作『ゴーストライター』を果敢にチェックしたところ……極私的名曲ありました! タイトルは”透明
光速で会いに行く”。ストリングスをフィーチャーした冬にぴったりのメロウ・ソウル歌謡であります。例えるなら〈冨田恵一 meets
古内東子〉。両者がお好きな方はぜひ。ちなみに、彼女の曲だと2007年のシングル”カラフル”も同系統のナンバーで偏愛しております。