このサイトのビジュアルについて
このサイトの背景に揺らいでいる色は、シャボン玉や水面の油膜が見せる薄い膜の光の干渉 =「構造色」のシミュレーションです。
構造色に色の実体はありません。膜はどこまでも無色で、目に映る虹色はどこにも存在しない。薄い層と層が重なり、そのあいだで光が干渉したときにだけ、色が立ち上がります。
私たちはこれを、自分たちの仕事に似ていると考えています。AIがあらゆる正解を生み出せるようになった時代に、人間にしかできない仕事が、ごく薄い層として残ります。薄いけれど、消えない。むしろ構造色は、膜が薄いからこそ発色します。AIと人のあいだ、企業と読み手のあいだ。価値はものに宿るのではなく、あいだに立ち現れます。
構造色が見せる「にじみ」には、もうひとつの意味を重ねています。AIと人間。理系の知識と人文学の知見。発注側と受注側。私たちの仕事では、そうした境界はくっきりと引かれたままではなく、互いににじみ、染み込み合うものだととらえています。輪郭が溶けるところからしか、生まれないものがある。そう考えています。
このサイトの言葉に目を留めていただくと、文字のまわりに色がにじみはじめます。スワイプを止めて読んでいただいている人の時間が、この画面に色を生みだしています。
いま、この文章を読んでくださっているあなたと私たちのあいだにも、もう、にじみは生まれています。