日本電気「DIG UP! NEC」

証券コード 6701/電気機器

概要

日本電気が採用活動に活用しているオウンドメディア「DIG UP! NEC」。採用サイトとは別のドメインで運営しています。

新卒採用とキャリア採用のどちらのページにも、グローバルメニューに「DIG UP! NEC」が存在。記事は働く社員を中心に取り上げ、職種・事業領域・入社種別などのタグから探せます。記事の最後には、登場する社員の入社種別に合わせて、新卒のマイページ登録かキャリア採用の募集職種一覧へのリンクを設置しています。

運営しているメディア

DIG UP! NEC

新卒・キャリアを問わず、NEC への応募を考える人に向けたメディア。

日本電気のオウンドメディア「DIG UP! NEC」のトップページ
出典:DIG UP! NEC(https://web.nec-careers.com/digup/)、2026/10/25に取得
運営
日本電気(本体)
サイト構成上の位置
独立ドメイン
最新記事
2026-10-26
記事数
総数 201本/直近1か月 14本(2026/11/5時点)

主なメディア「DIG UP! NEC」の作り

コーナーの構成

  • カテゴリ
    • PEOPLE(132本)/BUSINESS(51本)/CULTURE(29本)/EVENT&REPORT(24本)
  • 入社種別
    • 新卒入社(91本)/キャリア入社(95本)
  • 職種(11種)
  • 事業領域(12分野)
  • キーワード(21種。技術・採用の制度・採用イベント)
  • シリーズ
    • わたしらしく、もっと「  」(NEC で働く女性社員)
    • 選ばれる企業へのHR変革(人的資本経営)
    • クライアントゼロの価値(社内 DX)
    • イノベーションの最前線
    • NECキャリアデザインカフェ(キャリア採用のイベント)
    • 【2027新卒採用特別企画】もっと知りたい!募集部門
  • 働く社員紹介(57人)
    • 全員が同じ形式で、職種・部門・入社年・最終学歴と、入社理由や担当業務などを紹介。それぞれから、コーポレートサイトの部門紹介へ進める

記事1本の作り

項目サイト全体の傾向
登場人物1人の記事が中心。3〜4人のチームで語る記事も2割ほどある
名前の書き方名と、姓の頭文字
長さ約3,500字
見出し4つが中心。体言止めではなく、文の形の見出し。冒頭に目次がある
話の順番いまの仕事から始まるか、学生時代・就職活動から始まる。終わりは、これからの目標や、一緒に働く仲間へのメッセージでほぼ共通
語り方本人の一人称の語り。本文は質問と答えの形ではない。複数人の記事は「名前:」で発言を区切る
人物の紹介冒頭のリード(約150字)で所属・入社年・担当を紹介し、最後に「〇年〇月時点」と注記
写真・動画写真は本文に4枚前後で、見出しごとに1枚。動画のある記事も1割ほど
採用ページへのリンク記事の最後に並ぶ。登場する社員の入社種別に合わせて替わる
記事の最後のそのほか共有ボタン(X・LinkedIn・Facebook)、関連記事

共有先に LinkedIn があるのは、転職を考える読者を意識しているためと考えられます。

採用サイトへのつながり

日本電気は、採用サイトと DIG UP! NEC のメニューを互いにつなぎ、記事の最後から応募先へ案内しています。

  • 採用サイトから: 新卒採用とキャリア採用のページのグローバルメニューは、「NEC新卒採用」「NECキャリア採用」「DIG UP! NEC」の3つです。DIG UP! NEC は採用専用の別ドメインにあり、メニューから外部リンクで開きます
  • DIG UP! NEC から: ヘッダーに「新卒採用」「キャリア採用」「エントリー」を常に出しています
  • 記事の最後から: 応募先へのリンクを、登場する社員の入社種別に合わせて設置しています。新卒入社の社員の記事からは新卒のマイページ登録へ、キャリア入社の社員の記事からはキャリア採用の募集職種一覧へ、直接進めます

設計の読み解き

DIG UP! NEC は、新卒・キャリアを問わず、NEC への応募を考える人全体に向けたメディアです。主役は事業ではなく、働く人です。サイト全体で社員が前面に出ていて、訪れてすぐに人材の豊富さや幅広さをイメージできます。全195本の記事のうち、社員を取り上げる「PEOPLE」のタグが付いた記事は132本で、事業を紹介する「BUSINESS」の51本の2倍以上あります。

このサイトのいちばんの特徴は、記事を探す入口の多さです。記事に付けられるタグは、全部で54種類にもなります。読者は職種や事業領域、入社種別のほか、AI や DX、カムバック採用といったキーワードからも、関心に合う社員の記事にたどり着けます。

これらのタグは、記事を探す道具であるだけでなく、NEC という会社の紹介にもなっています。官公庁から金融、航空宇宙まで並ぶ事業領域や、職種の並びを眺めるだけで、NEC の事業の幅広さと職種の豊富さが見て取れます。タグの多さが雑然とした印象にならず、会社の多様さとして伝わる作りです。

記事を読み終えたあとには、入社種別のタグに合わせた応募先へのリンクが並びます。情報を届けて終わりにせず、読者がその場で応募へ進めるところまで、サイトの構造と UX の両面から考えられていることが分かります。

どんな担当者に参考になるか

事業が多岐にわたり、事業の内容を詳しく伝えきれない。新卒・キャリアを問わず、多様な人材を応募へつなげたい。そうした悩みを持つ採用担当者に参考になります。ポイントは2つです。1つは、職種や事業領域など数多くのタグで記事を探せるようにし、事業の多様さや人材の豊富さに、読者が自分の関心から触れられる作りにしていること。もう1つは、別のドメインに置いたメディアと採用サイトを、読者が行き来できるようにし、記事を読み終えた人を新卒・キャリアそれぞれの応募先へつないでいることです。同じ悩みを抱えているなら、この2つを意識してみてください。

スプーの視点

社員の名前は、下の名前と、名字のイニシャルで表されています。採用メディアでは人の顔が見えることが大切だとはいえ、実名を出すことに社内で抵抗がある場合には、これも一つの方法ではないでしょうか。

また、社外に向けて発信した記事を、サマリと「全文はこちら」のリンクで紹介する記事も載せています。コーポレートサイトや PR TIMES STORY の記事などです。こうすることで、社外に向けた記事をオウンドメディアの文脈に置き直せます。コンテンツの量にもつながる、理にかなったやり方だと思います。

監修:林博久(株式会社スプー)

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