【社員対談】興味の外側にあるコンテンツについて

恒例の社員対談、今回は平成生まれのフレッシュな新入社員obtと、団塊ジュニア世代の役員hiroが登場。異なる時代を生きてきた二人のメディア観と、それを踏まえたこれからのメディア予測をお届けします。

「興味の外側」にあるもの

――お二人は普段、どのように情報収集をしていますか?

obt
私はSNS、特にTwitterがメインですね。
Facebookは意識高い系の学生か、おじさんのものっていうイメージ。
Instagramも使ってるけど……どちらかというと陽キャというか、明るい人達が使うイメージですね。
hiro
陽キャっていうんだ。
obt
はい。Twitterでフォローしてるのは好きな古着屋とか、アーティストとか。知り合いはそこまで多くないかも知れません。雑誌は読まないんですけど、雑誌の公式アカウントはフォローするかな。
hiro
私もSNSで情報収集をしますが、そうなると自分の興味に近いものが中心になってきますよね。フォローしている人も偏っているし、「あなたにオススメ」といったアルゴリズムもあるでしょうし……私の場合、「40代の方必見!」のような(笑)
そればっかりだと、自分の観測範囲から離れたところにある情報が得られない。だから、あえて自分向けにカスタマイズされてないようなメディアを見るようにしていますね。
obt
うーん、でも私は興味のある情報だけ得られる方がいいかなと思います。
というか、そもそも自分の興味の範囲外のことを知っても楽しくないじゃないですか。
強いて言えば、テレビは興味のない情報と触れる機会になっています。たまたま何か引っ掛かったものがあれば、後からネットで調べる感じです。

コンテンツへの姿勢とリテラシー

――興味や観測範囲の外にあるコンテンツに対して、二人の考え方が違いますね。

hiro
そうですね。どちらが正解という話ではなくて、一人ひとりの「世界に対する姿勢」みたいなものだと思うんですよね。インターネットの網羅性をどこまで信じるかという。
obt
好きなものをどんどん掘り下げていけるので、逆に興味のないものは本当に興味がないというか、見る世界が狭くなってきたという感じは確かにします。
hiro
時代の流れもあるのかも。
昔はもっと様々な情報を吟味して、何を取り入れるか取捨選択することが知性的で良いとされていた。
一方で、今はもっと動物的になってきている。コンテンツの量も昔と比べて多いから、吟味するというより、それをキャッチするだけの反射神経が求められますよね。

――その一方で、フェイクニュースの問題など「リテラシー」について取り上げられることも多くなっています。広く情報に触れることで、騙されたり、変な情報に踊らされないようにという面もあると思いますが。

obt
難しいところですけど、それで幸せなら良いんじゃないかっていう考え方がメジャーなのかも知れません。騙されたら騙されてから考えるというか。
例えばりゅうちぇるさんとか、幸せそうじゃないですか?知識がそこまで豊富なようには見えないですけど、自分の考えで生きている感じ。

これからのコンテンツはYouTuberに託された?

hiro
その姿勢の良し悪しはともかく、メディアの作り手はユーザーのニーズありきという部分もあるので、そういった風潮に抗えない部分はあると思います。
「もっと外の世界を見ろ!」みたいな、説教みたいなことを言っても仕方ないので。
obt
興味の外側にあるコンテンツを読ませるっていうところで言えば、伝え方や伝える人が大切なんじゃないかなって思います。
例えば、ウーマンラッシュアワーの村本さんが発信していた政治関連の記事は面白くて読んじゃいました。
hiro
たしかに。受け入れられる人によって、受け入れられるチャネル、受け入れられる長さや形式で伝えられることが重要なのかも知れません。

――「君たちはどう生きるか」は、敬遠されそうな小難しい話かも知れませんが、漫画という形式になってバカ売れしましたね。

61NVQjKu6fL._SX351_BO1,204,203,200_引用:Amazon

obt
漫画は読みやすいですね。あとはYouTubeとか。
東海オンエアっていうYouTuberがいるんですけど、「コーラを作ろう」っていう動画でも、化学式から紹介したりするんですよね。
企画はむちゃくちゃで面白いんだけど、勉強にもなるっていう。

hiro
なるほど。やっぱり、YouTuberや芸人など若者にリーチしている人に期待すべき部分なのかも知れませんね。