ネットプリントでコンテンツ流通

※スプー社の月曜定例会議での会話より。

hiro
最近コンビニのコピー機で作品を発表するのが熱いらしいんです。
kawakazu
どういうこと?
hiro
コンビニのコピー機で、オンラインから登録したデータを出力するサービスがあるんですけど、
それを使って二次創作的なイラストとか、写真とかを配布している人がいるんですよ。
kawakazu
それって出先で資料印刷する時とかに使うやつだよね。
hiro
そうですね。僕もそういう使い方しか知らなかったんですけど。
hiro
データの出力サービス自体はだいたいのコンビニにあって、
一番有名なのはセブンイレブンの「ネットプリント」だと思います。
hiro
で、ツイッターで「#ネットプリント」と検索すると。

hash_netprint

kawakazu
たくさん出てくるね。
hiro
イラスト、写真、詩集にZINE、ブックカバーとかカレンダーとかのクラフト系…… いろいろ出てくるんですよ。
kawakazu
サッカー応援のチャントのカードとか、デモのプラカード用なんかもあるんだ。
hiro
プリント用のIDを、こうやってTwitterとかで告知してるんですよね。
このIDをコピー機に打ち込むと、1枚数十円で印刷できる。
kawakazu
Webならいくらでもオープンに発表できると思うんだけど、
わざわざこうしてネットプリントで配布してるのが面白いね。
hiro
手に取れないオンラインの作品と違って、
紙にして所有できるってのがいいんでしょうね。
kawakazu
ネットが普及した後にZINEが復権したみたいに、
そういう反動は常にあるのかも知れない。
hiro
コンビニに行ってはじめて読めるっていうタイムラグが、
フィルムカメラ的で楽しい、ってのも書いてあります。

kawakazu
作者からすると、誰がプリントアウトしてくれたかは分からないんだよね?

hiro
そうですね。そこも面白みなのかな?誰が受け取ってくれたか分からないっていう。

hiro
昔のボトルメール的な。

kawakazu
例えが古いね。

kawakazu
まあWeb上に無いことが希少価値になっていると言うか。
地下で流通させてる感じがいいのかも。

kawakazu
作者と受け手が作るクローズドな感じ。

hiro
まさにそこじゃないですか?

hiro
わざわざコンビニでお金出してまで、作品批判する人っていないですよね。
ネット上のオープンに公開されてる作品だと、気軽に批判されちゃいますんで。ゼロ円で。

kawakazu
これだと自分のフォロワーなり、基本的に好意的な人にだけ届けることができるわけだ。

hiro
作品は発表したいけど、批判にさらされたくないって人にも合っているかも知れないですね。

hiro
リアクションを気にしないで一方的に発信可能。
ネット的な双方向性が無いのが逆に新鮮、っていう。

kawakazu
公開期間が限定されてるのもいいのかもね。Snapchat的な。

kawakazu
これ出力する時にかかるのは、純粋に印刷代だけ?

hiro
そうなんですよ。

hiro
作者が自由に価格設定できて、手数料を引いた分の売上がもらえる、とかできると、少額課金のプラットフォームとしてすごく面白そうですけどね。

hiro
そんなシステム投資が回収できるほどニーズがあるか、ってのは分からないですけど、そこはニワトリとタマゴというか。

hiro
仕組みがあれば、活用のアイデアもどんどん出てくるような気がします。