Webメディアはフローが大事。なるほど。

4/13に「雑誌サバイバル時代の次世代ターゲットメディア戦略」というテーマで、インフォバーンの小林弘人氏とライブドアの田端信太郎氏と小学館(CanCam.tvほか)の藤井敬也氏のトークライブをやってたのをUSTで見た。
時間が短かくてちょっと物足りなかったのだけど、自分的に気になったところもあるので、そこだけメモ化してみた。
※あくまでも個人的な関心をメモしただけなので、このトーク全体のまとめではないし、内容もあまり正確じゃないのでご注意ください。
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●ポスト・ページ、ポスト・サイト、ポスト・ブログ
        ↓
      ストリーム
●ストック、フロー、エコー
※ストックは雑誌、フローはブログ、エコーはTwitter ということ(?)
このあたり、小林氏のプレゼン冒頭で話したようなのだが、僕の見てた環境ではしばらく音が出てこなくて聞き逃した。
●小林氏のところで運営しているブログメディアのアクセス数
ライフハッカー:500万PV台/月
Kotaku Japan:300万PV弱/月
MY LOHAS:150万PV前後?/月
マイスピ:?
※上記の数字は川崎が適当にメモしたもので、実際はちがう数字だったはず。上記のはすごいざっくりなもの。
●マイロハスはPVはそれほどでもないが、可処分所得の高い女性が多く、広告のコンバージョンが非常に高い。そのため、たくさんの出稿をもらえている。
●ハイパーパーソナル。ブログメディアはターゲット・メディア。専門的に絞らないと駄目。
●ブログメディアに内在化するコミュニティをいかにして換金するかが大事。その人たちのトラフィックをほかに渡すなどして?
●田端氏のBLOGOSは500万PV/月
ブログを一定の編集意図で集めるだけでメディア価値が出る
●アメリカの事例。
アクセスの多いサイトのトップ50はほとんどがGoogleやMSなどの有名ネット企業。ところが、アクセスの多いブログのトップ50では、半数は個人で、あとの半数はWeb出版社が占めている。ということは、出版社はWebへの進出にあたって、ブログメディアに舵を切るというのが戦略的によい。
●ブログメディアではフローが大事。内容を絞って高頻度で更新。それによって上位サイト化する。
●Twitterの普及で、ブログは雑誌で言うと月刊誌くらいの位置づけになってきている。コンテクストを編んでいく拠点と捉えるのがいい。
●マネタイズについて。小学館 藤井氏。雑誌の方のCanCamなどとのクロスメディアタイアップがいちばんお金になっている。また通販からの売り上げも貢献している。フィッティングアバターでアイテムを着せかえできて、そのアイテムの実物が買える。
●マネタイズについて。小林氏。広告、アフィリエイト、アドセンス。クリス・アンダーソンが第三者間市場と呼ぶビジネスモデル。また、リアルイベントを行って、スポンサーを募る。商標貸し出しといったことも。
●マネタイズについて。田端氏。コンテンツマッチ広告の1PVあたりの効率は高まってきていて、ブログメディアが成立する地盤はできてきている。
 また、「ほぼ日」におけるほぼ日手帳のようなビジネスモデルもありだろう。
 純広がなくても続けられるビジネスモデルであることが大事。
●Webメディアにおけるマネタイズはフリースタイル。商材によって違う。自分で探し出すしかない。
●ユーザーファースト。自分自身もユーザーであり、同時に発信者でもあるというスタンス。当事者的スタンスが大事。
●Webのメディアは「ぬりえ」。余白がある。コントロールしないメディア。
紙 → 完成版カルチャー
Web → β版カルチャー
出版社の編集者でこれからWebに参入する人は、β版カルチャーのツボを捉えていかないとダメ。
●会場からの質問。iPadの発売を控え、電子書籍のシーンはどうなる?
 iPadが出てきても、単にいいものを置けばそれで売れるか?というとそれは幻想。Webサイトもなく、Twitterのフォロー数もないところが、電子書籍のコンテンツを置いてもダメ。フローが必要。フローメディアでユーザを取っていく。
 電子書籍リーダーはかつてのMP3プレイヤーと同じように安価なものがどんどん出てくる。なので、あらゆるプラットフォーム向けにマルチストリームですべてに出していくべき。
 既存の書籍や雑誌をそのまま電子書籍化するのではなく、レイアウトの最適化は必要だろう。また、何かしらネット的な要素がないと、それなら紙の本のほうがいいということになる。
●ライブドアニュースでは、見出しを細かく変えてみて、数分単位でアクセスの増減をチェックしている。数分単位でPDCAサイクルをまわす。それがWebメディアのスピード感。
Photo: shioshvili